エラー「E13」頻発解消【写真で解説】ダイニチ 石油ファンヒーターのメンテナンス方法
こんにちは、スラモトです。
結婚して5年以上、へそくりを増やす活動をしています。
今回の記事では、冬場に欠かせない石油ファンヒーターのエラー頻発の解消方法を解説します。
- エラー「E13」が頻発するようになった
- 換気してても、「E13」が発生するのはなぜ?
- 後ろのフィルターの掃除しているのに「E13」が出てしまう

「E13」に悩まされずに済むよ!
さっさと手順を読みたい人は、目次から飛ばして読んでください。
この記事を書いているのは、こんな人です。
ダイニチ ブルーヒーター FW-3719SGXE7
今回エラー「E13」の頻発解消を実施した製品はダイニチのブルーヒーターです。
型式は「FW-3719SGXE7」のスノーホワイト仕様のものです。
リセット手順を早く読みたい方は、目次から飛んでください。

本記事と同じ「FW-3719SGXE7(2019年製)」は販売されていませんでした。
参考に最新のひとつ型落ちとなる「FW-3723SGX-K」を紹介しておきます。
石油ファンヒーターとは
石油ファンヒーターは、エアコンよりも部屋全体を素早くあたためられる暖房器具です。
また、石油ファンヒーターは使用時に電源を使いますが、エアコンと比べると電気代が安く済むうえに、空気が乾燥しにくいことが魅力。
さらには、コンセントさえあれば簡単に設置できる点も石油ファンヒーターのメリットのひとつです。
エラーコード「E13」とは
頻発するエラーコード「E13」にイラっとすることでしょう。

E13が頻発して、ストーブがすぐ停止する。。。なんだよ!(イラッ)
エラーコード「E13」の発生原因と状態
密閉した部屋で使用したり、部屋の空気が換気が必要な状態になると発生します。
安全装置が働いて停止してしまった結果、エラー「E13」と表示されます。
電源を入れなおすことで、一時的に解消します。
しかし、何度もエラー「E13」が発生したまま使い続けると、エラー「HHH」となります。

こうなると、電源の抜き差しでは解消できません。
※エラー「HHH」についてと、解除方法は次の記事をご参考ください。

エラーコード「E13」のメーカー推奨の対応方法
修理が必要ですが、ご自身での修理は推奨されていません。
メーカーのダイニチまで修理を依頼する必要があります。
参考に、ダイニチのお客様サポートページのリンクを貼っておきます。
エラーコード「E13」のメーカー修理費用
メーカーで修理した場合の修理費用は、6,000~10,000円と記載されています。
手痛い出費です。
どうしても、修理費用を払いたくなくて、「自己責任でもやる!」という覚悟ができた人のみ次の手順を試してみてください。
【手順】エラーコード「E13」の解消方法<簡易版>
エラーコード「E13」を解消するための最も手軽なやり方です。
- 部屋の換気を十分行う
- 本体背面の燃焼・温風空気取入口のファンフィルターを掃除する
上記を行って、電源を入れなおすことで「E13」は解消され、問題なく使用できます。
【手順】エラーコード「E13」の解消方法<自己責任版>
上述の簡易版の解消作業を行っても、「E13」が頻発する人向けの解消方法です。
ここからは、自己責任の覚悟のある猛者のみが進める領域です。
作業を行う前に、次の注意事項をよく確認してください。
- エラーコード「E13」について、メーカーの点検・修理が必要となっています
- 紹介する作業を行う場合、ご自身の責任で行ってください。
1. ファンヒーターガード(赤ちゃんガード)を外す
電源がオフ、コンセントを抜いた状態で作業を開始してください。
正面の温風吹き出し口につけているファンヒーターガード(赤ちゃんガード)を外します。

2. 正面カバーを固定している側面のネジをはずす
正面カバーを外すために、正面カバーを固定している側面のネジをはずします。

3. 正面カバーを取り外す
側面の固定ネジが外れると正面カバーを取り外すことができます。
手でもってカバーを外しましょう。
カバーの上部はツメが本体に掛かっているので注意してください。
手間に引きつつ、上に持ち上げる感じで作業すれば、力をかけずに外せるはずです。


4. フラップ(吹き出し口の羽部分)を固定するネジを外す
フラップ(吹出羽部)を固定する左右4ヶ所のプラスねじを外します。

5. フラップ(吹き出し口の羽部分)を取り外す
ねじを外したら、フラップを取り外します。
ケーブルの断線に注意してください。

6. フラップ(吹き出し口の羽部分)を本体上部に置く
フラップを本体上部に置きます。

7. 燃焼室の正面の遮熱板を取り外す
燃焼室の正面にある遮熱板を取り外します。
固定している左右のツメをやさしく立てて、上に持ち上げるように手前に引いてください。


外した遮熱板はこんな感じ。
本体上側に付いていた先端側が「くの字」に折れ曲がっています。

8. フレームロッドを真鍮ブラシで擦る
露出したフレームロッド(炎探知機)を確認すると、先端が白くなっているのがわかります。
これは、シリコン成分が付着したことで白っぽくなっています。
- 左 点火プラグ
- 右 フレームロッド

付着したシリコン成分を除去するために、真鍮ブラシで擦ります。

私は真鍮ブラシをDCMカーマの店舗でブラシセットを購入しました。
真鍮ブラシだけで良いという方は、近与(KONYO)の「大五郎 真中ワイヤーブラシ 三行」を購入してください。
真鍮ブラシで磨いたビフォー・アフター
真鍮ブラシで磨く前と後の写真です。
先端の白っぽい付着物(シリコン)が取れていることがわかります。

9. 燃焼室の遮熱板を取り付ける
燃焼室の遮熱板を取り付けます。

遮熱板の先端が「くの字」になっている点を考慮して、取り付けましょう。

取り付けたら、左右のツメをやさしく元に戻します。

10. フラップを取り付ける
フラップの配線を引っ張らないように気を付けて、配線を元に戻します。
固定位置に取り付け、ねじを締めて元に戻します。

11. 正面カバー、ファンヒーターガードを戻す。
ボタンを押したらリセット完了です。
正面カバーを取り付け、側面のネジで正面カバーを固定してください。
最後にファンヒーターガード(赤ちゃんガード)を取り付けて、作業を完了です。
まとめ:エラー「E13」の頻発は解消可能
以上をまとめると、下記のとおりです。
エラー「E13」の頻発は解消できる!
最後に締めの川柳です。

最後まで
読んでいただき
ありがとう!
それではまた。ごきげんよろしゅう。
あなたにご加護のあらんことを。